国際理解教育
「日本」を通して、世界へのまなざしを育てます。
これからの国際社会を生きる第一歩は、日本人としての確固たる主体をつくることです。自国の文化や伝統をしっかりと培ったうえで、世界中の人々とのコミュニケーションに必要な英語を学習していくことが、小林学園の目指す真の国際理解です。
日本の文化・伝統に触れる体験
ますます拡大するグローバル社会。多様化する価値観と接していく上で重要となる国際理解の基本は、「自国を知る」ことです。自国の「文化」や「歴史」を学び、見聞を深めることで、国際社会における個々の役割やアイデンティティーを確立することができます。本校ではわが国の文化や歴史を直接体験できる校内・校外の研修を数多く実施し、日本文化への興味や見識を深めています。
主な取り組み
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- 校内
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- 茶道特別体験
- 百人一首大会
- 和楽器体験(箏)
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- 校外
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- 陶芸体験(1年次)
- 古典芸能鑑賞(2年次)
- 京都・奈良研修(2年次)
- 大相撲観戦(2年次)
京都・奈良研修 2年次
日本の文化と伝統が息づく古都を訪ねて。
二千年にわたり受け継がれてきた日本の文化・歴史を体験します。京都自主見学中の訪問先は生徒たち自身が決定し、グループごとに文化や歴史を調査します。
英語圏の文化・伝統に触れる体験
英語力の修得はもちろん、校内・校外の研修によって英語圏の文化や歴史を学びます。また、ネイティブによるLLの授業では、プレゼンやディスカッションのほかに、英語劇にも取り組んでいます。多教科の要素を合わせ持つSTEAM型の授業として、スピーキング・リスニング力に加え、演じることを通してストーリーを理解する力やコミュニケーション力、表現方法を学ぶ体験となっています。
主な取り組み
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- 校内
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- 英語特別講座(英語でラッピング・英語でダイレクション)
- 洋書講読
- 英検受験対策講座
- GTEC対策講座
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- 校外
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- TOKYO GLOBAL GATEWAY 校外研修(3年次)
- オーストラリア修了研修(3年次)
オーストラリア修了研修[3年次]
異文化交流で多様性に触れる貴重な機会
SDGsの目標達成において重要な多様性。さまざまな国や地域からの移住者も多いオーストラリアを訪れ、お互いの文化や習慣を理解し尊重し合う多様性豊かな社会のありようを学びます。また、オーストラリアでは環境保護への取り組みも盛んで、生物多様性をふまえた自然や動植物の保護、エコロジー活動についても体得します。
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荒田 明香さん
(本庄市立本庄東小)地元の人との ふれあいが大切
私は京都・奈良に行くのが初めてだったので、事前学習の時からとても楽しみにしていました。法隆寺は世界最古の木造建築であり、教科書で見た「十七条憲法」が記された版木も展示されており、感動しました。東大寺南大門の金剛力士像や大仏の迫力は、想像をはるかに超えている大きさで、圧倒されました。京都の清水寺は、思った以上に高い崖の上にあり、下から見上げると、舞台は何本もの太い柱で釘を一本も使わずに支えられていて見事な職人技だと思いました。金閣寺は、水面に映る姿と周りの木々、雲まですべてが芸術的で、印象に残っています。また、宿泊先の和順会館で友人と過ごした時間も、忘れられない思い出になりました。私はこの三日間の研修を通して、現地の人の話を聞くこと、観光地と地元の人の生活を汚さないことが大切だと気づきました。あっという間の三日間でしたが、忘れられない楽しい京都奈良校外研修になりました。
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本庄東高等学校 特進一貫コース
小笠原 優さん国際交流を通して 成長したこと
3年生でのオーストラリア修了研修では、普段の授業だけでは学べないたくさんのことを体験し、成長することができました。研修中は生徒自身で行動することが多く、現地の人に話しかける機会もたくさんありました。私はファームステイで十歳の女の子と一緒にお菓子を食べながら話をしたことや、友達と一緒に現地の人にインタビューしたことがよい思い出となりました。今まで覚えてきた単語やLLの授業での経験を実体験を通して活かすことができ、英語でコミュニケーションをとることの楽しさを感じることができました。附属中では普段の授業はもちろんのこと、たくさんの異文化交流の機会があり、どれも素晴らしい思い出、学びとなりました。附属中で学んだ英語や体験したことを糧に、自分の世界をもっと広げていきたいです。