本庄東高等学校附属中学校

教科指導方針

国語

国語は<現代文分野>と<古典分野>に分けて指導計画を立案しました。

現代文分野

現代文には、大きく「理解・表現」と「論理的思考」の2つ学習があります。「理解」とは、文章を正しく読み取ることと、他者の発言に耳を傾け内容を理解することです。それは知識を得るだけでなく、自分自身の考え方や見方に広がりや深まりを持つことになります。「表現」は、筆者、作者や自分の考えを文章化し、また自身の考えを正しく相手に伝えることを指します。一方、「論理的思考」では、言語知識や構文の理解により、自身の論理の矛盾や他者の論理の正当性に気づき、論理的に考えることを学びます。先の「理解・表現」においても、単に感性によってとらえるのではなく、論理的な思考が伴わなければ正しい理解とは言えません。論理的思考力をもって理解・表現する活動を通して、コミュニケーション能力の向上を生み出すことがねらいです。

古典分野

古典は、古文と漢文という2つの内容があります。古典を学ぶことは古人の考えを知るばかりでなく、時代・場所をも越えて現代を生きる我々に知恵をもたらすものです。授業は中2から始まります。高1までの3年間は古典基礎力育成期と位置づけ、古典文法・漢文句形といった古典の基礎基本の徹底をはかります。厳選された作品群を1つひとつ丁寧に読むことで、読解力を高めるとともに、知識としての教養を深めていきます。高2・高3の2年間は古典実力養成期と位置づけ、大学入試問題を扱っていきます。高3では、国公立大2次試験および難関私大への記述対策を進めていきます。

6年間の学習ステージ

中学 1年 2年 3年
現代文 論理的に文章を読み論理的に考える力の育成
古典     古典基礎力の育成(文法・単語・古文常識・漢文句形)
高校 1年 2年 3年
現代文 言語能力と論理的思考力の育成
古典 古典基礎力の育成(文法・単語・古文常識・漢文句形) 古典実力の養成 入試対策演習

英語

文法分野では、複雑な文やある程度長さのまとまった文全体の意味を、節や句に区切りながら読めたり文章で表現できるようにし、読解のための英文法を重視した指導を行います。つまり、文法力育成を中心とした着実な英語力を養います。最終目標としては、自分の考えを英文でまとめられる事、あるいは与えられた条件で英作文ができることであり、大学入試に必要な作文力を養います。

読解分野

読解分野では、語彙力を強化しながら、英文を速く且つ正確に読み、解釈する力を身につけさせることが目標です。学習を通して、日本と他国との価値観や文化の相違を学び、理解を深め、さらには自分の価値観、意識を深めていくことができるよう指導に心がけます。多岐にわたる諸問題に触れ、それらを考え、自分自身の問題として捉えることのできる目と、好奇心を持って世界の動きを敏感に感じ取ることのできる姿勢を養います。

会話分野

The overall objective of this course is to develop and stretch students’ communication skills, particularly listening and speaking in co-ordination with other English classes; namely reading and writing. Specific objectives:

  1. The ultimate goal is to develop students’ English ability; enabling them to pass the University of Tokyo’s entrance examination.
  2. Pass the English STEP test grade two (英語検定2級) before entering high school.
  3. Achieve a desired score of 130 marks on the University Center Test (センター試験) before entering high school.
  4. Be able to express oneself logically in English, in both speaking and writing, and have the necessary confidence to do so.

Have a positive attitude and self motivation towards studying English.

6年間の学習ステージ

中学 1年 2年 3年
英語
英検4級程度 基礎力養成(文法・作文・読解・会話)
英検準2級程度
英検2級程度
高校 1年 2年 3年
英語 総合英語対策 入試対策演習

数学

中学校から高等学校における数学は、単に公式や計算のルールに数を当てはめればよいものではなく、問題に対してどうアプローチするかを思考することにあります。いろいろな考え方を統合することで、たとえ未習の問題であっても既習の考え方を用いて回答を導き出すことが可能となるのです。様々な工夫をこらし、論理的に答えに結びつけていく思考過程は、数学・理科に限らず社会生活全般において課題解決に役立っていきます。

附属中から東高での6年間では、高等学校までで学ぶ数学の本質を理解することを目標としています。各単元を教科書の配列にこだわらずに独自に入れ替え、各テーマを系統的に理解することで、効果的に数学的感覚を身につけます。文系は数 III ・数Cを除いた教科書の各単元を、理系は全教科書の単元を学習します。全学習内容を高2までで終了し、高3にはセンター試験問題演習、国公立大2次・難関私大問題のための記述答案を作成する演習とします。数学的感覚をさらに磨きながら十分な実力を養成していきます。

6年間の学習ステージ

中学 1年 2年 3年
数学 文字と式・方程式・比例反比例・図形 2次方程式・関数・図形・確率 不等式・2次関数・三角比
高校 1年 2年 3年
数学 確率・整数・証明・図形 関数・微積分・ベクトル・数列
関数・曲線・複素数平面・極限・微積分
入試問題演習
国立2次試験問題演習

理科

物理・化学・生物・地学から構成されています。いずれも高2までに教科書内容を終え、高3では問題演習を行います。

物理

中学と高校で学習する各単元について、定着度や学習効率を上げるため体系的に配列し直し、分断しがちな中学校理科から高等学校理科へのアプローチをスムーズに行うこととします。中学校内容は主に中1にて学習し、中3から高校内容に移りますが、中高での内容の重複を考慮して工夫した指導を行います。高2までに教科書内容をほぼ終え、高3では主に問題演習を行います。

化学

中学校では、化学における原理原則に「なぜ?」という視点で理解することを目指します。そうやって培った知識の内容を、高校化学でより具体化・数値化していきます。東京大学等の難関大学入試での最新トピックス的な出題や大学教養レベルを含む問題にも対応できるよう、原理原則に踏み込んだ授業展開を行うとともに、既習の概念や古典的な概論と比較検討を行う習慣を身につけます。

生物

生物界における研究は日進月歩であるため、現象がどういう理由で起こってくるのかを考察する力が要求されています。このため、原理原則に関わる事柄は教科書の内容をより深め、中学の学習内容を高校レベルで裏付けるなど単元の配列には工夫を凝らします。高3では、医師薬学部入試に対応すべく、トピックスな研究にも目を向けたり、実験内容を複数の視点から分析し論述する学習も行います。

地学

地学は、地質、地殻、地球の活動、気象、天体、惑星の運動など、物理学・化学・地理学などの見地から自然を解析する総合的な学問です。たとえば地球上や天体にて起こっている事柄には、その現象を起こさせる理由があり、その法則性を見出して検討できる目を養う必要があります。なぜそうなるのかを裏付ける科学的な視点を大切にして授業を行います。

6年間の学習ステージ

中学 1年 2年 3年
物理 光・音・力 電流・磁界 運動とエネルギー
科学の発展と人間生活
化学 身のまわりの物質 化学変化と原子・分子 化学変化とイオン
生物 植物の世界 動物の世界 細胞、生殖、発生、進化、生態系
地学 大地の成り立ちと変化 気象とその変化 地球と宇宙
高校 1年 2年 3年
物理   理系のみ
円運動・単振動、気体分子運動、電気と磁気、電磁誘導
電子原子核
国公立2次対策演習
難関私大対策演習
化学 電子配置・物質量
酸と塩基・酸化還元
理系
熱化学、化学平衡(定性分析)、無機化合物、有機化合物
文系
物質の構成、物質の変化
理系
国公立2次・私大対策演習、入試問題演習
文系
入試問題演習
生物   理系
生物と遺伝子、恒常性の維持、バイオームの多様性と生態系、生命現象と物質、生殖と発生・環境応答、生物と環境、進化と分類
文系
生物と遺伝子、恒常性の維持、バイオームの多様性と生態系
理系
入試問題演習、2次試験・私大入試対策
文系
入試問題演習
地学 地球の構造・活動・環境
宇宙の構成・地質学
  入試問題演習

社会

地理・日本史・世界史・公民に分け、指導計画を立案しています。中学校では、中2までで地理・公民を学習し、中3では高校とで内容が重複する歴史について、高校で使用する教科書も併用して、高校レベルで学習を開始します。

地理

地理は、任意の国・地域の国名や地名、国民性や民族性、産業、気候的特徴を把握し、自分の住んでいる地域、身近な地域と比較することによって広い視野を身につける学問です。指導要領を越え、これらの内容を完全に網羅した学習指導を行っていきます。また、日本史や世界史の学習に有意義に活用できるような指導を徹底します。

日本史

過去を学び未来をより良くすること、人間の本質や不易流行を見極め洞察を深めていくことが、「歴史的思考」です。この歴史的思考の土台を築くことが目的です。したがって、流れを無視した用語の暗記に始終するのではなく、ある歴史的な事件がなぜ起こったか、後にどのような影響を与えたのかを理解することを重要視しています。進め方としては、中3~高2に通史を扱い基礎となる最低限の知識を習得します。高2の3学期には複眼的に日本史を理解するためにテーマ史を扱い、高3では、センター試験・難関私大対策、論述対策を行い、難関国公立大を突破する力を養います。

世界史

世界史の学習は、国際人としての資質を養うことでもあります。各国がどのように形成されていったのかを学ぶことは、人間とは、国家とは、また戦争とは何なのかを知ることにつながります。したがって、これまでの歴史を学ぶと同時に、現在の世界情勢を分析・判断する力、更には今後の動向をある程度予測する資質を養います。展開としては、高2までに教科書内容を終え、高3で最難関国立大、最難関私立大を合格できる実力をさらに磨くため、問題演習、論述対策を行います。

公民

公民は、世界で生じている様々な事象の本質的理解とそれに関連した幅広い知識の両方を学びます。その第一段階として、中2では時事問題等から世界の動きに興味・関心を持ち、その本質的しくみ・背景を理解します。高2の倫理では、現代で「よく生きる」ことの追求として様々な先人たちの思想を学びます。高3の政治経済では中2で理解した事柄に重ね合わせ、幅広い知識を補完し、学力の幹に枝葉を増やしていきます。そして大学受験目前には、演習を繰り返し学力の定着を図ります。

6年間の学習ステージ

中学 1年 2年 3年
地理 世界地理(国と産業・文化)
日本地理(地域と産業・文化)
   
歴史   歴史(文明のおこり〜明治時代) 歴史(第一次世界大戦と日本〜現代)
公民     経済のしくみ・政治のしくみ
高校 1年 2年 3年
地理      
歴史 第一次世界大戦〜現代
大正デモクラシー〜現代
オリエント〜帝国主義
原始〜近世
国公立2次・難関私大対策演習、入試対策演習
公民   現代に生きる青年と社会生活
現代の政治・経済と日本の役割
入試問題演習